大野計一 × 野呂影勇 対談
昨年9月より制作しておりましたコンテンツをリリースします。
まず、全体の構成 ダイアログ・フローを示します
-第一部.png)
大野計一さんのプロフィール 実は古い仲間です

日本大学生産工学部人間工学研究室(大久保研究室)を卒業後、株式会社内田洋行鎌倉研究所にて家具設計に従事。その後、株式会社内田洋行製品開発部分開発課長としてオフィス家具の製品開発に携わりました。日本Steelcase社では、アジアパシフィック製品開発副本部長として本社と共同でアジア向けオフィス家具の開発に従事。その後、日本Steelcase社代表取締役社長に就任し、併せてSteelcaseアジアパシフィックワークスタイルコンサルティングおよびテクノロジー製品群の開発を推進しました。現在は、オフィス家具の開発とワークスタイルコンサルテーションを主とする株式会社Corvisの代表取締役として、ほぼ40年にわたりワークスタイルの変化に対応するオフィス環境の構築に貢献しております。
野呂の一言 :1994年 第一生命の後援で結成された座研究会のお互いにメンバーでした。
なんと、日大大久保尭夫先生の研究室に所属されていて、卒論はヘッドアップディスプレイ関係だったそうです。
それでは、大野さんの恩師であり、私にとっては、人間工学研究の先輩である大久保先生の三回忌に当たる2026年1月に先生を偲ぶ対談を行います。なお、内容はお互いの個人的な思い出です。公式には、日本人間工学会の雑誌 人間工学 60巻2号(2024)に斎藤進先生により詳しい弔文が掲載されておりますので参照ください。

まず、前半(大野さんが大久保先生から受けた指導など)
後半 野呂が風邪をひいて、先生宅に厄介になったことなど
先生は、やさしい微笑みが印象的でした。謹んでご冥福をお祈りします。
それでは、オフィスの椅子などについて
第2部 早大・理工 イノベーション・ラボ 2025.9月10日
大野計一 × 野呂影勇
野呂 例えば、ここのスペースね。早稲田の理工学部にあるフリースペースなんですよ。マスタークラス以上の人しか入れないんです。名前も「イノベーションラボ」なんてついてて、面白いでしょ。
昔のオフィスみたいに「机と椅子がずらっと並んでる」みたいな感じはもうないんです。こういう環境で育った若者たちが数年後には社会に出てくるわけですよ。

イノベーション・ラボの入り口を入ったところから、奥を写した。左のガラス窓の外は、明治通りに面している。にもかかわらず静かでカーペットをはじめ音響的な配慮をしているようだ。この空間は、時にパーティションで仕切られセミナーや研究室の発表会が催される。この奥には、かなり広いソファーが幾つも置かれ、その横に六つのミーティングル―ブが並んでいる。



野呂
そこで人間工学との結びつです。
まずね。喫緊の課題として現役世代の腰痛です。国内の4人に1人が腰痛に苦しんでいる。とはいえ、腰痛が治る椅子はないんですよ。そこは医療行為の領域になるので。ただ、腰への負担を減らしたり、悪化を防ぐために比較的良い椅子やクッションをちょっとずつ提案するのは可能だと思うんです。例えばね、座布団です。椅子のアクセサリです。椅子の量産は、多くの人が座りやすいように、人の体の大きさに関する平均的なデータをもとに設計されています。様々な調節機構はありますが、個々の個人に合わせるようには限界があるのです。
野呂 今後は、個別対応、つまりパーソナライズされた椅子や空間の設計がもっと重要になってくると思いますね。アクセサリーは、重要です。一つの事実として、写真は、日本橋のある店舗ですが、3Dシェルが多数展示されています。

腰痛の緩和対策
日本の腰痛に関する最新統計:厚生労働省資料に基づく分析
腰痛情報 詳細情報
2025年3月15日
2025年3月24日
腰痛は、日本において依然として多くの人々が抱える健康上の問題です。以前の厚生労働省の資料によると、日本全国で約2800万人、つまり国内の4人に1人が腰痛に苦しんでいると報告されています
この後 第2部 は、スチールケースでの対談に移ります。2026.1.19 収録